消えない「アオタン」。
2007年3月28日 カードどんなカードゲームにおいても「メタデッキ」と「メタを張る行為」は、「ウイルス」と「薬」の関係のように果てしない追いかけっこに他なりません。DM環境においてもそれは同じで、中心になるデッキとそれを念頭においたデッキの数々で成り立っております。
しかし、ここに様々な環境を生き残ってきた歴戦の勇者がおりまして(笑)。
それこそが今回考察する「青単」でございます。
〜デッキ対策されにくい青単〜
今更ですが、「青単」とはどういう構成をしてどんな攻め方をしてくるかをまずは簡潔に。
(現在の殿堂ルール適用した状態で)現行の青単とは「チャンピオン」と「豊富なドロー手段」を軸にした単色ビートダウンのことを指します。強さを大別すると
「チャンピオン」の「ブロック不可、アタック目標不可」の能力、
デッキ全体のコストが低く抑えられているビート向きの構成、
ドロー手段の豊富さからくる息切れ防止、
と、いったところでしょうか。
これらはそれぞれ他のデッキに対して「優位」なポイントになっています。
クリーチャーコントロール&ブロッカーでの場アドを重視する「白コン」には「チャンピオン」が刺さり、
低マナで動くデッキ構成それ自体が「ランデス」対策になり、
ドローの豊富さが「ハンデス」の効果を薄めることにつながり、
除去に対しては、全体的なビート構成と進化速攻という疑似SAで五分五分までは持っていけますし、速攻に対しても進化の種がブロッカーを含むため、かなりの耐久力を有します。
つまり、青単は「文句なく強い」というよりも「どんなデッキにも対応出来る」という柔軟性を持っていて、それこそが「青単」をメタデッキまで押し上げていることが分かるでしょう。デッキの対戦ダイヤグラムをつけると、10点満点で6がずらっと並び、たまに5や7を見るという感じになるはずです。
なので、「青単対策」はなかなか難しいのが現状です。
〜青単の狙い所〜
万能性が目立つ「青単」ではありますが、当然苦手な戦術はあります。
青単と対戦することは環境がガチならガチなほど多いはずなので、少し意識していただくと勝率が「ちょっぴり」上がります(笑)。
1、ギア耐性のなさ
青単を使っていて一番悩むのがギア、特に「バジュラズ」「ペトフレ」「エンフォーサー」の対処です。
一応、「ネオウェーブサイクロン」で対処出来なくはないのですが、ガチ構築になればなるほど積むことを諦めざるを得ない&積めても1or2枚なので、やっぱりギア耐性は弱いままです。
特に困るのがエンフォーサーで、小型中心&バンプアップ不可の「青単」にとっては進化速攻以外の攻め筋(フォーチュンボールやジャグラーを積まれる可能性はあります)を失うことになります。
2、マリエルロックへの対処法の少なさ
「青単」が苦手としているデッキタイプのひとつに「マリエルロック系」があります。
「青単」は「引いてナンボ」のデッキなので確実に山札の減りが早いのですが、マリエルでフタをされてしまうとそのままLOする可能性がかなり高くなります。上で述べたようにギア耐性がない「青単」で「ペトフレマリエル」は崩せないし、マリエル単体を退けるカードとしても「スパイラルゲート」「サーファー」「コーライル」くらい。「進化ビート」のためのカードが半分以上を占めるので硬直しているうちにロックされることも少なくありません。
3、イニシエートとの相性の悪さ
これはもう少し分かりやすく言うと「軽量進化を積んだデッキ」との相性が五分五分だということなんですが、その中でも「2マナ 5500」というスペックを持つグライスを積める「イニシエート」との相性がすこぶる悪いです。
例えば、青単側が後攻で「2ターンチャンピオン」が可能な手札でも、相手に2ターン目サリエスを出されると動きを悩むことになります。相手の手札がグライスなのかミールなのかを読み切らないと普通に制圧されてしまいますよ。
4、確定除去のなさ
バウンスでほとんどの場合対処できるはずですが、手札を捨てる手段を持たない以上、「187クリーチャー」や「G‐0」の対処は難しくなります。ジェットパンチやG‐0での高速展開は有効に使えるでしょう。
5、回収手段の少なさ
kurosukeが考える「青単」の構成ではマナ回収や墓地回収はほぼ不可能です。
序盤「大地」でマナに埋めたチャンピオンは戻れませんし、トリガーで破壊したカードも戻ってこれません。積極的に「殴れないブロッカー」に変換していきましょう。
「青単」はメタデッキのひとつですが、「2ターンチャンピオン」を決められてもその後の対応によっては十分巻き返せる「爆発力に欠けるデッキ」です。長引かせて場をコントロール出来る形に持っていくことを最優先で考え対応してみて下さいませ。
しかし、ここに様々な環境を生き残ってきた歴戦の勇者がおりまして(笑)。
それこそが今回考察する「青単」でございます。
〜デッキ対策されにくい青単〜
今更ですが、「青単」とはどういう構成をしてどんな攻め方をしてくるかをまずは簡潔に。
(現在の殿堂ルール適用した状態で)現行の青単とは「チャンピオン」と「豊富なドロー手段」を軸にした単色ビートダウンのことを指します。強さを大別すると
「チャンピオン」の「ブロック不可、アタック目標不可」の能力、
デッキ全体のコストが低く抑えられているビート向きの構成、
ドロー手段の豊富さからくる息切れ防止、
と、いったところでしょうか。
これらはそれぞれ他のデッキに対して「優位」なポイントになっています。
クリーチャーコントロール&ブロッカーでの場アドを重視する「白コン」には「チャンピオン」が刺さり、
低マナで動くデッキ構成それ自体が「ランデス」対策になり、
ドローの豊富さが「ハンデス」の効果を薄めることにつながり、
除去に対しては、全体的なビート構成と進化速攻という疑似SAで五分五分までは持っていけますし、速攻に対しても進化の種がブロッカーを含むため、かなりの耐久力を有します。
つまり、青単は「文句なく強い」というよりも「どんなデッキにも対応出来る」という柔軟性を持っていて、それこそが「青単」をメタデッキまで押し上げていることが分かるでしょう。デッキの対戦ダイヤグラムをつけると、10点満点で6がずらっと並び、たまに5や7を見るという感じになるはずです。
なので、「青単対策」はなかなか難しいのが現状です。
〜青単の狙い所〜
万能性が目立つ「青単」ではありますが、当然苦手な戦術はあります。
青単と対戦することは環境がガチならガチなほど多いはずなので、少し意識していただくと勝率が「ちょっぴり」上がります(笑)。
1、ギア耐性のなさ
青単を使っていて一番悩むのがギア、特に「バジュラズ」「ペトフレ」「エンフォーサー」の対処です。
一応、「ネオウェーブサイクロン」で対処出来なくはないのですが、ガチ構築になればなるほど積むことを諦めざるを得ない&積めても1or2枚なので、やっぱりギア耐性は弱いままです。
特に困るのがエンフォーサーで、小型中心&バンプアップ不可の「青単」にとっては進化速攻以外の攻め筋(フォーチュンボールやジャグラーを積まれる可能性はあります)を失うことになります。
2、マリエルロックへの対処法の少なさ
「青単」が苦手としているデッキタイプのひとつに「マリエルロック系」があります。
「青単」は「引いてナンボ」のデッキなので確実に山札の減りが早いのですが、マリエルでフタをされてしまうとそのままLOする可能性がかなり高くなります。上で述べたようにギア耐性がない「青単」で「ペトフレマリエル」は崩せないし、マリエル単体を退けるカードとしても「スパイラルゲート」「サーファー」「コーライル」くらい。「進化ビート」のためのカードが半分以上を占めるので硬直しているうちにロックされることも少なくありません。
3、イニシエートとの相性の悪さ
これはもう少し分かりやすく言うと「軽量進化を積んだデッキ」との相性が五分五分だということなんですが、その中でも「2マナ 5500」というスペックを持つグライスを積める「イニシエート」との相性がすこぶる悪いです。
例えば、青単側が後攻で「2ターンチャンピオン」が可能な手札でも、相手に2ターン目サリエスを出されると動きを悩むことになります。相手の手札がグライスなのかミールなのかを読み切らないと普通に制圧されてしまいますよ。
4、確定除去のなさ
バウンスでほとんどの場合対処できるはずですが、手札を捨てる手段を持たない以上、「187クリーチャー」や「G‐0」の対処は難しくなります。ジェットパンチやG‐0での高速展開は有効に使えるでしょう。
5、回収手段の少なさ
kurosukeが考える「青単」の構成ではマナ回収や墓地回収はほぼ不可能です。
序盤「大地」でマナに埋めたチャンピオンは戻れませんし、トリガーで破壊したカードも戻ってこれません。積極的に「殴れないブロッカー」に変換していきましょう。
「青単」はメタデッキのひとつですが、「2ターンチャンピオン」を決められてもその後の対応によっては十分巻き返せる「爆発力に欠けるデッキ」です。長引かせて場をコントロール出来る形に持っていくことを最優先で考え対応してみて下さいませ。
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