使ってみないと分からないこともある。

しっかし、最近寒くなりました。

ちょっと前まではコートなんぞいらなかったんですが、最近は手放せません。
冬の足音はこっそりこっそり近づいているようです。雪も降ったし、ね。


…もしかすると、年取って、体温下がっただけなんじゃ…って疑問は封印の方向で（苦笑）。


さて、本日の更新。
新カードが続々と出てきておりますが、今回もその中の１枚を考察。
簡単な考察なので、ま、時間稼ぎだと思ってくだせぇ（苦笑）。

～で、その能力はいつ使うんだ？～
今回考察してみるのは、こちら。

魔光騎聖ブラッディ・シャドウ　白黒２マナ　イニシエート/ゴースト/ナイト　４５００
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。■ブロッカー■G・ゼロ－このターンに呪文を唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。■このクリーチャーは攻撃することができない。■このクリーチャーはバトルに勝っても、バトルの後、破壊される。　

…さて、これ、どう「認識」するかで評価が違う気がします。
「通常ナイトデッキにおける、２マナナイト域で、ビート対策」として見れば、かなりのオーバースペック。デアシスの存在意義が「通常のブロックをしても死なない」ってだけでそれ以外は呪文をベースにするナイトデッキにぴったんこ。特に手札が増える系の呪文（ナイトマジックならソウルキャッチャーとかオープンブレインとか）ととってもいい感じ。

「G-0持ちの多色進化種」として見るなら、なかなかの存在。ブロッカーも持ち、キングやクイーンデッキの「速攻対策」を後押ししてくれます。序盤のドローソースからそのままブロッカーを展開できるので邪魔にもならず、しかも４５００という高パワーも素敵。なのでそういうデッキなら巷の高評価も頷けます。

…それなら、頷けるんですが。

良く聞く評価に「ハイドロキターー！！」ってのがあります。
確かに２マナで白黒クリーチャー。ハイドロはこの場合「白１体、黒１体」と数えるので「１体で２体分」の影響力を持つこのカードが弱いはずはないっていう論理のどこが間違ってるんだ？っていう論理展開。えぇ、言いたいことは分かります。でもkurosukeがいまいち納得できないのは、この評価を下した方は、

…実際のハイドロデッキでこれを入れて回してみたんでしょうか？ってとこ。

以前も述べたように現環境は「ソルアド先打上等」状態であり、それの対抗策としてのミストリエスの評価は相対的に上がっています。その環境下における「アンチクリーチャーデッキ」ハイドロの優位性はこれからもっと上がっていくのでしょうが、

さて、では、いつこのカードの「G-0」を使う瞬間があるのか。

このカードの真価は「ついでに出せる２マナブロッカー」の部分であり「２マナ　４５００ブロッカー」の部分は、ハイドロデッキなら例えばムルムルあたりで代用可能なところ。単体での能力は高いのですがハイドロにおける最大のドローソース、ミストリエスとの相性がいまいちなのですよ。

これ、多分「白黒縛り」が思った以上に辛いのが原因。

流石にこの環境下で「低マナ域クリーチャーをミストで高速展開。」だけでデッキは組めず（ボーンスライムはまだしも、ラウラギガを入れて構築する勇気が私にはありません）、しかも「如何に早く安全にミストリエスを展開出来るか」が勝率に直結するハイドロデッキでの現環境メタな黒クリーチャー選択は、どうしても「ジェニー」「トリッパー」ってとこにするしかありません。となると、「全体的なマナ域が白か黒に片寄る」＆「元々ハイドロデッキは呪文を少なめに組むことが前提」という構築で、こいつの存在は事故率を上げる原因にならざるを得ないわけで。

まぁ、この評価は「ドロマーハイドロ」での評価で、例えば緑を含んだ「白青緑＋ブラッディ・シャドウ」みたいな「高速展開マナロック」のようなデッキならドローソースがミストリエスに限定されず「母なる＋口寄の化身」にすることも出来、そうなると「３種族持ち」が活きてくるので、上記のような評価にはなりませんので、あしからず。


という評価をしつつ、「青白緑ギフトハイドロ、タッチシャドウ」を弄っているkurosukeは一体どうしたいんだろうっと考えて止まない今日この頃です（苦笑）。
…絶対ドロマーの方が強いって（笑）。