いろいろあった今回の東北大会。結局ベスト64だったのですが。
簡単に振り返ってみます。


~大会に向けて~
まず考えたのがメタを何に設定するかということ。当然キングが第一候補だけど、その裏に山のように居そうな「PG」&「ヘビィメタル」を無視できない。だからといって尖らせすぎてビート戦術にあっさり負けると悲しすぎるし。
しかも問題はさらにあって。


アドバン&デバウラを持っていない。
紋章も1枚しかない。
ロマネも1枚しかない。


上記のようなkurosukeのカードプール的にロマネ絡みとPGコントロールは無理。アドバンないとなるとキングも組めない。それでいてメタデッキに対抗できるデッキを作らないといけない。で、考えついたのがこれでした。

『白黒青ハイドロ城』
3 x 円舞の使徒ラストル
2 x 光波の守護者テルス・ルース
4 x 光陣の使徒ムルムル
3 x 停滞の影タイム・トリッパー
1 x ダイヤモンド・ソード
4 x 解体人形ジェニー
1 x サイバー・ブレイン
4 x 雷鳴の守護者ミスト・リエス
4 x ハイドロ・ハリケーン
2 x 英知と追撃の宝剣(エターナル・ソード)
3 x 深塊機士ガニスター
3 x セイント・キャッスル
4 x エナジー・ライト
1 x 魂と記憶の盾(エターナル・ガード)
1 x 宣凶師ベリックス


kurosukeは上記メタデッキに対して次のように考えました。

「…ブーストアドバンは最速4ターン目。となると最低限その前に低マナシステムクリーチャーを展開したい。一番いいのはトリッパーだがそれだけだと不安なので4ターンミストにつなげる可能性のあるガニスターを追加。ローズはどのメタデッキにも合わないので向こうには入っていないはず。先攻3ターントリッパーの対策は無理(笑)。」
「序盤からシールド殴ってくる可能性は低いとはいえ、序盤から押されたとき用に守備的なデッキのほうが安定して勝率を見込める。PG&ヘビィメタはスルーしてハイドロ&上から踏み潰すのが一番楽そうだ。つまりバンプアップ必須。」
「キングはハイドロであっさり潰せるがクイーンとデルフィンがうざったい。本来は積みたくないが宝剣は外せない。ラストルとテルスだがアドバンのほうが面倒なのでラストル重視。」
「ん? セイントキャッスル&ムルムルって強いような…。ペトまでは間に合わない環境だろうし。」
「ダイヤモンドソード枚数は2枚のほうがいいかもしれないが、クリーチャー比率がなぁ。うーん。」


などなど。で、「アンチクリーチャーデッキ」ハイドロが選ばれたわけです。最終的にアポカリとパラディンスピアを見たら諦める方向で(笑)。でも、最近の環境だとどっちもメタデッキに積むには難しいカード(アポカリは1枚くらいあるかなー?っとは考えてました。)なので、ガン無視で。マリエルは最後まで迷いましたが、戦術に合っていなかったので今回は待機。

結果、メタ読みは正しく、一番当たりたくなかった5神は影も形もなく。
ビートとキングとヘビィメタという予想通りの環境でしたとさ。


~予選~
1回戦 フェアリービート
向こうがシャッフル中にポロっとカードを落とす。つい目がいくkurosuke。
「ティルニア? フェアリービートか?」
というわけで、ブロッカー展開して粘るプレイングをしようと心に決める。で、1ターン目にムルムルをマナに置いてから相手のデッキタイプを思い出すという愚の骨頂(笑)。ポレゴンに1枚持っていかれるが、トリッパーで動きを鈍らせブロッカー&城で一気に堅くする。並べるだけの相手を見ながらミスト展開。一気に戦線が横に長くなる。「タッチ黒でイモブレとか、タッチ白でアポカリorグローリーとかやめてくれよ。」と願いつつ1発目のハイドロ。相手が再展開したところに2発目。これでほぼ勝負あり。後はベリックスからのダイヤモンドソードで押し切りました。


結構早く終わったこちらに対して隣のテーブルはいい勝負。極力見ないようにしてましたが、「…こちらのキングでサンフィストアタック。」とか聞こえまして。両方のデッキタイプに見当が付きました(笑)。


2回戦 ヒャックメー まちゃこさん
同年代のお姉さんとのデュエル。後でまちゃこさんだと知りましたが、対戦前は内心どうしようかと試行錯誤。ハイドロでマナ戻してもヒャックメー踏んだら意味一緒。悩みに悩んだ末押し潰すことにしました。
スパエメでシールド入れ替える向こうに対してガニスターからミストで展開準備。ハイドロを間に挟みつつとにかく展開展開。ソードを手札に握りつつとにかく展開。ジェニーで相手の手札をみてバイケン&サンフィストの枚数確認。タイムアップしたもののその最終ターンでソード発動。最終的に13体のクリーチャーが一斉に襲いかかるという数の暴力でなんとか勝利。他に手段なかったんだ。ごめんねー。


この時点で決勝進出は決まり、後は気楽な3戦目。


3回戦 キングデルフィン
デッキタイプは分かっていたのでガニスタースタートでとっととミストを立てる。ジェニーでトリッパー落とされるも、そのジェニーに反応したミストドローでトリッパー(苦笑)。ガニスターミストの効果は恐ろしく、次のターンに一気にムルムル数体&城が建ってハイドロリーチ。それを落とせない相手は青銅大地でPGをつなぐが、またしてもミストドローが神引き。まさかのハイドロ2枚引き(苦笑)。そこから鬼の3連続ハイドロ。最終的に展開しきった状態からのソードで締め。PGは何も出来ずずーっと立ったままでした(笑)。


これで予選終了。午後の決勝へ進む。


決勝1回戦 キング
1ターン目向こうのマナにマウスが見えた瞬間に手札のラストル確保決定(笑)。青銅スタートの相手に対しラストル→トリッパー→ジェニーでトリブレを落としスピードダウン。こちらは返しでミスト立てて様子を見る。

…今考えると、ここも十分神ドローの山(笑)。

相手はマウス召喚。手札のハイドロが落ちると泣けるのでここはラストル防御。返しでキング出してこっちのミスト展開を防ぐに来るも既にハイドロは手札の中。速攻キャストしてキングバウンス&マナを削る。ガニスター2体からの高速展開でミストから展開して城も3枚張り、勝負が見えたなっと思った矢先、あることに気づく。

「…あれ? 2枚目以降のハイドロ引かない?」

手札にはソードがあるとはいえ、デバウラが入っていないこちらの構成上これが落とされたらジエンド。というかデルフィンまでつながれたり相手がアポカリ打ったら投了ものである。で、仕方なく普通に「14000ミスト」と「13500ラストル」で殴り始める(苦笑)。エタソも絡めつつ最後は普通に殴って勝利。結局ハイドロは1枚が山の下でもう2枚がシールドのなかという終わってる状況。…よく勝てたよ、私。


決勝2回戦 キング
今日3度目のキング。先攻とってトリッパージェニーミストとつなぎ、半分以上勝利を確信する。ただし神は我を見捨てたもうた(苦笑)。そっからのドローがエタソ&城でクリーチャーを引けない。その間に相手にミストを立てられる。ここで悩むも2枚目のミストをマナに置いてハイドロでテンポアド確保。ところが7マナ宝剣を警戒し過ぎて、貴重なハイドロをテンポアド奪うためだけに展開しきっていない状態でさらに2発失う。そうこうしているうちに、デモハンでミスト除去。この時点で殴れるクリ-チャー3体&ブロッカー2体なんだから手札のダイヤモンドソードで特攻すればいいのに躊躇。返しでPGが出てきてさらに躊躇。ここがポイントだったなー。
宝剣で時間を稼がれバルホ召喚でこちら全滅。後は攻撃されシールド差でジエンド。


対戦後。しぐれさんとの会話。
「惜しかったですね。あ、気になってたんですけど。」
「ん? 何?」
「最初のジェニーで何落としたんですか?」
「…バキューム。」
「あー、ミストはトップで引かれたんですね。」
「…いや、あった。」
「え? じゃあ、ミストとバキュームあってバキューム落としたんですか!!」
「言わないでー!! いろいろ考えたらあそこがポイントだよなーって分かってるからー。」


ま、考えれば考えるほど、もったいなかった試合でした。

以上、レポ終了。
またこんな機会があったらいいなー。タカラさん、またよろしくねー。

コメント

nophoto
マンジ
2008年12月31日1:13

大会、お疲れさまです。
やはり本気でやり込んでいる人とやりこんでいない人は格が違いますね。
私はお金が不必要なCGIを重視していますね~。
本家は二の次で。
ちなみにCGIのデッキなんですけど、このデッキどう思います?

巡霊者バティアスx4
予言者コロンx4
琥珀草x4
スーパー・スパークx4
ホーリー・スパークx4
アクア・チャージャーx4
ゴースト・タッチx4
ギガバルザx4
汽車男x4
アクア・リバイバーx4

名づけてST速攻。
相手がシールドを攻撃したとき、クリーチャーを大量展開し、
手札、またはSTでスーパースパークかホーリースパーク発動。
相手のブロッカーをタップしいっきに勝負を決めるという。
動きを封じるために、汽車男とギガハルザで。
運に頼らないといけないデッキです。私はこれで1勝1敗。
大会でこれ作って行ってみて下さい(ぁ

nophoto
kurosuke
2008年12月31日18:56

おいでませー。こちらこそ、よろしくお願い致します。

で、そのデッキ。
流石に無理っす(苦笑)。

殴らないデッキだとヘビィメタかキングかカーストーテムで完封され、殴るデッキだとしても殴るクリーチャーの数の差で気にせず殴り切られそうな気配がふつふつと。

最低限『殴らせるための手段』、ファントムベールあたりの投入をしておかないと厳しそうですねー。