気がつくともう7月も終わり。時の経つのは早いもんです。

10代の頃と違って、この頃は時間が過ぎるのが加速度的に早い気がします。誰かが言ってましたが、「若い頃に時間が長く感じ、年を取るごとにその体感時間が短くなるのは、若い頃と違って年老いてくると『新たな経験』がなくなるからだ。」と。「新たな経験」がなくなり「既に経験したこと」が増えれば新鮮味は薄れ、時間はどんどん短くなるそうで。なるほど、いろいろと納得ですね。

…つーことは、毎月新たなエクスパンションをDMが出し続ければ常に新鮮味が…。
すいません。お金が続かないので是非ともこのまま3ヶ月周期でお願いします(苦笑)。


さて、本日の更新。
超長くなりましたが、今回は32弾のkurosuke視点評価をば。
いろいろ裁定が変わったりで評価が変動しておりますがそこも含めて好き勝手に語るつもりです。



【白騎士の精霊アルドラ】
エンジェル・コマンド
光文明・コスト12
パワー15500
■ブロッカー
■このターン、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーをバトルゾーンに出した後でしか、このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
■T・ブレイカー

大きさ重視シリウス。ヘブンズ専用機。
12000も15500もそれほど変わらない大きさなんですが、一応ヘヴィメタリンクを潰せる分だけこっちが優秀。相手プレイヤーを殴れない効果は勝負所で足を引っ張る可能性があるんで、次のターン確実にプレイヤーを殴れるシリウスの完全上位版とは言い切れないカードになっております。ちなみにクリーチャーは問題なく殴り返せるので勘違いしないように。


【神羅サンダー・ムーン】
ルナティック・エンペラー/エンジェル・コマンド
光文明・コスト10
パワー17500
■究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにある呪文を1枚、コストを払わずに唱えてもよい。
■T・ブレイカー

10コスト払って究極進化でこれかよ!!と叫びたくなる1枚。ただ、呪文を手札に確保が必須だった「ボルフェウスヘブン」やそもそもうまくいくかどうか分からない「ラッキーダーツ」よりは187効果の「呪文コスト踏み倒し」発動条件は難しくない。問題は「究極進化」自体の成立の難しさ。光は「ブロッカー進化」からつなげることが可能だがそれでも究極進化をうまく使うのは容易ではないわけで。手札進化あたりの「実質、種のない進化」や「選ばれない」エールソニアスあたりからならつなぎやすいはずなので後は「HELL」なり「リンクノヴァ」なりをぶちかまして勝負を決めてしまいましょう。構成を弄くれば「ゴットサーガ」でゼンアクやらヘヴィメタやら召喚なんつー無理矢理選択肢も。


【エンペラー・キリコ】
サイバーロード/オリジン
水文明・コスト8
パワー13000
■進化-自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを表向きにする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。
■T・ブレイカー

…もうさ、アマテラスいなくなればいいと思うんだ(泣)。
キリコ1体が場に出るとなにもないバトルゾーンにキリコ含めて4体が並びますよーっと書かれているぶっ飛び効果。しかも場にクリーチャーがいたら「1回山札に返す」ため再度187効果発動のチャンスまで貰えるというエグさ全開。基本場から動かない&小型に破壊されたSFの再設定が狙えるPGや187効果がえげつないザールベルグ(シェルフォートレス)あたりが場に出す狙い目。進化元はアマテラスでほぼ確定かな。一緒にブレインチャージャーあたりの「4マナ域ドロー&マナ加速」系を積んでおくとアマテラスからキリコに直接つなげるのでかなりオススメ。
色構成上ハンデスやランデスでは縛り辛く、出されるとほぼ勝負は決まってしまうので丁寧に種を除去し続けるしかないのが現状です。アマテラス出てきたら危険信号なのでバウンスするなり除去するなりで全力で退けるように。


【神羅ブリザード・ムーン】
ルナティック・エンペラー/サイバー・コマンド
水文明・コスト6
パワー9000
■究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚まで引いてもよい。 
■W・ブレイカー

6コストの究極進化でATドロー持ち。
正直こいつをマルコと組ませる必要性がない現状。流石に手札過多です。なので4マナ域で進化速攻する赤青ビートや赤黒青ヴァルディみたいなデッキに後詰めとして投入するのが妥当なライン。もしくはシノビガン積みの「シノビマルコ」みたいなデッキならいけるかも。最低限の手札アドを取り戻すためにも出てきたら「とりあえず殴り」推奨です(笑)。


【神羅スカル・ムーン】
ルナティック・エンペラー/ダークロード
闇文明・コスト8
パワー12000
■究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーが破壊される時、相手のクリーチャーを1体、かわりに破壊してもよい。
■T・ブレイカー

「私は死なないわ。あなたが守るもの。」的なクリーチャー。バウンス・マナ送り、マジ勘弁。
こいつを出すデッキは案外簡単に作れそうだけど、こいつを中心に置くデッキはそんなに強くない印象。進化系のコントロールデッキにおけるPG対策って考え方が一番無難な気がします。今のところの裁定だと「置き換え効果発動」でPGは「セイバー効果」が既に置き換え効果扱いになり「破壊される」代わりに「場に残る」ことが出来ない(置き換え効果重複不可のため。)ので一応働き場所あり。相手の場を綺麗にし過ぎると簡単に屠られたりするので相手の場は是非とも「生かさず殺さず」の方向で。


【死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル】
デーモン・コマンド
闇文明・コスト7
パワー6000
■相手のクリーチャーが破壊された時、自分の山札をシャッフルした後、上から1枚目を表向きにする。そのカードが進化でないデーモン・コマンドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外の場合、自分の手札に加える。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

-絶望を力に変えるとき、魔刻を告げる鐘が鳴る。

連デーモンの要。
相手のクリーチャーをなんかしらで破壊さえすればいいのでオルゼキア・ハンゾウとの相性の良さは特筆。マナブーストがデッキの中心になるので黒緑は確定。後はトリガー増強andキリューのための赤でほぼ決まりな気が。ドローはハッスルと邪魂とこいつでいいんじゃないかな。青はちょいと中途半端になる印象。ついでにバトルゾーン以外に影響を及ぼさないデッキなのでハンデスあたりを絡めるデッキのほうが安定するように感じました。ま、どうデッキ作ったとしても、デッキ相性的に「小型わらわら速攻」と「キング」に脆さは隠せないのでデッキ作るならここの対策は怠らないように。


【ボルシャック・NEX】
アーマード・ドラゴン
火文明・コスト6
パワー6000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、名前に「ルピア」とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
■このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。
■W・ブレイカー

「パープ『ル・ピア』ス」が呼べるかどうかがみんなが思いつく最大の謎(笑)。
NEXの入りそうなデッキで居場所がありそうな「ルピア」は「コッコ(コスト軽減)」「ダーク(ドラゴン破壊に反応)」「スピア(アンタップキラー&ドラゴンサーチ)」「ボッコ(ブロッカー破壊)」「ラピア(ドラゴン回収&コスト軽減)」あたり。ラピア安定、ダーク・コッコ対抗、大穴スピアってところじゃないでしょうか。今までのドラゴンデッキよりも「NEXデッキ」というような特化型のデッキを一から作った方がうまく動く気がしてなりません。


【神羅ドラグ・ムーン】
ルナティック・エンペラー/アーマード・ドラゴン
火文明・コスト7
パワー15000
■究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、パワー6000以下の相手のクリーチャーを2体まで破壊する。
■T・ブレイカー

こいつを出す前に大抵勝負つきそうな今日この頃。
能力が完全にビート寄りでしかも後半はあんまり有効活用しにくい「6000以下2体除去」。となれば、なんとしてでも序盤に出す必要があるわけで。デッキ進化をベースにしつつコスト軽減クリーチャーを場に配置しつつのビートを仕掛けるのが一番な気が。赤緑青の懐かしい色の中速進化ビートを組んでデッキ進化だのマナ進化だの手札進化だのから高速召喚を狙っていきましょう。


【封滅の大地オーラヴァイン】
ガイア・コマンド
自然文明・コスト6 
パワー6000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、コスト3以下の進化ではないクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■W・ブレイカー

6コストの小型除去。ついでにWB持ちクリーチャーが残る、と。
手札を維持できない前のめり系の速攻相手ならそれなりの時間稼ぎにはなると思うけど、問題は手札のあるビートだった場合。この場合は「除去した」のか「後続のためのフォローをした」のか微妙な結果に。こいつでの除去を考えるなら相手の手札を同時に絞ることが必須条件のような気がします。


【神羅トルネード・ムーン】
ルナティック・エンペラー/ジャイアント
自然文明・コスト7
パワー22000
■究極進化-自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■Q・ブレイカー
■自分のジャイアントがブロックされた時、そのジャイアントは相手のシールドを2枚ブレイクする。

自身を含む「サイゴウジャイアント」強化版。
あっちが「バトルに勝った時」でこっちが「ブロックされた時」という違いはあるけど使い方自体はほぼ一緒。一斉攻撃時の後詰めのポジションに変化無し。というか、そもそもこれを究極進化で出して場にジャイアントがいっぱいいる状況なんぞ、そうそうないってのが実情。「横に並べてビックリイリュージョン」が一番能力を活かしそうだけど流石にオーバーキルかな? というわけで、QBを利用して素直に殴るのが一番いいのかもしれない(笑)。


【聖霊王イカズチ】 
エンジェル・コマンド/オリジン
光文明・コスト7
パワー8000
■進化-自分のエンジェル・コマンドまたはオリジン1体の上に置く。
■クリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数アンタップしてもよい。こうしてアンタップしたクリーチャーはそのターン、「ブロッカー」を得る。
■W・ブレイカー

いろいろ悪さ出来そうな子。奥深いぞ、これ。
どっちのクリーチャーにも対応するので実は気をつけないと瞬殺される怖いクリーチャー。こいつを維持し続けるのはかなり辛い(大体狙われますw)んですけどね。相手のブロックにシノビで反応すれば全員起き上がるし、そもそもハヤブサマルあたりで相手が対応しても対応して起き上がるのでうまく使えれば確実に戦力アップ。横に並べられてドローの補助も出来、進化元にもなるロードリエスあたりを中心に組むとよさそう。同じく進化元になるクシナダあたりで除去耐性付けてあげると生存確率が上がっていいかもしれない。
個人的にはドラムスピリット絡みが面白すぎる。ドラムからのボルベルグ8枚体制での特攻やらPG一斉展開やらがすごーく楽しそうな空気を醸し出しているのでデッキを作ってみたいところ。カチュアでのドラゴン無限召喚は夢が大きすぎてkurosukeのポケットに入りそうもありません。 …そう思わないか? なぁ? クラリス(笑)。


【真姫ヴィクトリア】
メカ・デル・ソル
光文明・コスト7
パワー6000
■ブロッカー
■進化-自分の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選びタップしてもよい。
■W・ブレイカー

進化スパーク。ただし対象は取るのでアンタッチャブルはタップしない微妙なお仕事。
ブロッカー進化なので進化元の確保は簡単で、とどめの攻撃時には邪魔なブロッカーを消しつつ殴りきったり、制圧時にはタップキルのお供になったりと効果はそれなり。ただしパワー6000と微妙な大きさ&並べないと効果が薄いという時点で使い勝手はあんまり良くない。クイーンやデルフィンの効果は受けないという利点はあるのでタップキル戦術の隠し味に1~2枚入れてみて、あとは環境を見ながら枚数調整かな?


【クリスタル・アックス】
リキッド・ピープル
水文明・コスト7
パワー11000
■手札進化-水のクリーチャーを1体自分の手札から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■このクリーチャーはブロックされない。
■W・ブレイカー

サドンデス。
中速の青絡みビート相手で、こちらのシールドないときにビクビクしまくる存在。とにかくブロッカー&シノビがほとんど意味のない存在になるのでいきなりトドメ刺される可能性に怯える今日この頃。タッチ青構成だと進化元にちょいと困ることになるのでそこはデッキ構築時に注意。ドルゲーザデッキなんかだと問題なく運用できるはず。一応キングとヘヴィメタで防ぐことは出来るけど青系統ならバウンスがあるわけで…。ジェニーで見つけたらすかさず抜いておきましょう。


【エンペラー・ギュルム】
サイバーロード
水文明・コスト5 
パワー7000 
■進化-自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャー1体の上に置く。
■Wブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から、クリーチャーが出るまでカードを表向きする。そのクリーチャーをバトルゾーンに出し、その後、表向きにした残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

転プロ内蔵除去耐性。
マナ域が完全にマルコと被る可哀想なクリーチャー。一応パラダイスアロマからも進化できる分だけ進化元には困らない印象。出来ることならコイツ以外のクリーチャーは重くて強いクリーチャーにしたいけどそうしたらコイツ自身が出ないという(苦笑)。素直に青ビートの継戦能力の底上げってのが正しい使い方。マルコと違ってハンゾウに溶かされないのは評価してあげたいけど、それでもマルコが優先されてしまうような気がふつふつとしてしまいます(苦笑)。


【死皇帝ハデス】
ダークロード
闇文明・コスト8
パワー9000
■墓地進化-闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■自分のターンにクリーチャーを1体、自分の墓地から召喚してもよい。
■W・ブレイカー

墓地専用ミンメイ。マナコストは普通に必要です。
8コストというのがいろんな意味で足を引っ張ってるのが実情。ヤタイズナあたりから無理矢理呼び出すことが一番いい使い方で、場に居さえすれば墓地は手札に化ける。kurosukeもいろんな使い方を延々考えてたけど、素直に毎ターンオルゼキアやバベルギヌス呼び続けるのが一番いいのかもしれない。


【神帝アージュ】
ゴッド/オリジン
闇文明・コスト7
パワー8000+
■W・ブレイカー
■G・リンク【神帝アナ】または【神帝スヴァ】の左横、【神帝ムーラ】の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
■このクリーチャーが他のゴッド3体とリンクしていて、このクリーチャーが攻撃またはブロックする時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。

4神の1枚。一応、フィニッシャー。
ぶっちゃけ普段はバニラなので「とりあえずくっつけとけ」的なポジション。マニにくっつかないのでそこは注意。4神が揃うまでにくっついていればいいので墓地に落としておいて後でサインやムーラ経由でも全然問題なし。4神は4枚状態になればこいつのせいでほぼ勝利確定なのでそこまでをどう作るかがデッキ構築のポイントかな? 


【超竜バシュミカヅチ】
アーマード・ドラゴン/オリジン
火文明・コスト5
パワー8000
■進化-自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、相手は自分自身のパワー7000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■W・ブレイカー

でっかい防御壁。ただし主に単体用。
効果自体はそれなり。ただし、横に並べるデッキで後続がどんどん出てくるデッキ、例えば青ビートあたりには(バウンス含めて)完全に空気。また単騎特攻型の相手もその特攻野郎が8000だったらこれまた完全に空気。通常のデッキ相手にも除去耐性が全くないので使い辛さMAX。簡単に除去られます。一応5マナという軽さを活かしての「2マナ加速から進化元&次のターン進化」をコッコなしで持っていくことは可能なのでコイツを活かすならそのパターンを利用したデッキを組むしかないかなー?ってのがコイツを活かす唯一の可能性かと。


【ナインエッジ・夜叉・ドラゴン】
アーマード・ドラゴン/サムライ
火文明・コスト7
パワー6000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。バトルゾーンにある自分のドラゴン1体につき、山札の中からコスト3以下の進化ではないクロスギアを1枚選び、バトルゾーンに出してそのドラゴンにクロスしてもよい。その後、山札をシャッフルする。
■W・ブレイカー

実は結構面倒なクリーチャー。いろんな意味で。
ギアを含めたデッキ構築が異常に難しいことを度外視すれば効果はかなり相手したくない部類。ペトフレやイエス、ファイヤーブレードやインビジブルスーツ、パラディンスピアやスパイラルオーラやネビュラウイングなどなど面倒な効果を持ったギアは3マナ以下でも結構多いうえにギアは場に残るので後続のコッコあたりがネビュラつけて急に大きくなる可能性も。場にドラゴンがいることが能力の前提条件なので、横に並ぶことの出来る連ドラベースが一番使いやすい印象。ただしギアの比率はどうしようか。種族付与なジオゴクトラとかジオマスターチャ、ドラゴンを付与するギアを入れておいたほうがシナジーが噛み合うんじゃないだろうかと思わないでもない。それともNEXでコッコ横並べでもして高速展開するのがいいのか。一応コイツだけでも能力は発動するのでギア数枚とコイツを連ドラに突っ込んで相性を確かめてくださいませ。


【宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ】
ジャイアント/ドリームメイト/オリジン
自然文明・コスト11
パワー9000
■進化-自分のジャイアント、ドリームメイト、オリジンいずれか1体の上に置く。
■ソウルシフト(このクリーチャーを召喚する時、このクリーチャーの進化元クリーチャーを選ぶ。このクリーチャーのコストは、その選んだクリーチャーのコストだけ小さくなる。ただし、このクリーチャーのコストは1より少なくならない)
■自分の進化クリーチャーが破壊されたとき、自分の進化ではないジャイアント、ドリームメイト、またはオリジンのいずれか1体をマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■W・ブレイカー
 
ソウルシフト持ちの除去耐性持ち。ヤタイズナ警報発令中。
デッキ構成によって違うので断言は出来ないが通常コイツの能力で出てくるのはヤタイズナかドルゲーザ。ドルゲーザなら手札が増えるしヤタイズナなら除去された次のターンの頭にもう一度墓地からダヴィンチが出てくる「いやーん」な感じ。ソウルシフトな関係上キリノから直接コイツにつなぐことも可能で場合によってはそのまま押し切れることも。さらにここにフェアリースコップを付けられるとヤタイズナが回収されるため延々攻撃され続けることになる。ただパワー9000なのが玉に瑕。PG相手が面倒なのでなんかしらの対策を。ちなみに「自分の進化クリーチャーが破壊された時」が発動条件なので別にコイツ自身が必ずしも破壊されなきゃいけない訳じゃないことは覚えておくこと。軽量で、且つ進化元を取らなくていいデッキ進化やマナ進化や墓地進化のクリーチャーを相手に突っ込ませてマナからのデカブツ特殊召喚を狙うのも一興かと。


【ゴッド・サーガ】
呪文
自然文明・コスト13
■ゴッドを2体まで、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

-名も無く動きもない世界から最初の光、対なる神は生まれた。

主に、ゼンアク専用装置。
絶対的にマナ基盤が必要なので使えるデッキは限られちゃう呪文。一番安定するのはマナ加速中心でマナ回収が組み込まれてるマナソース系。5色でロマネを組み込めば割と簡単にマナは溜まるので使える余地はある。ゼンアクはQB持ちだし、強襲には重宝する呪文のはず。ただ、だったら普通に呼べばいいじゃんってのも真理で。結局使われない気がする。


【超神龍イエス・ヤザリス】
アポロニア・ドラゴン
光文明・コスト5
パワー5500
■ブロッカー
■進化-自分の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、バトルゾーンにある相手の進化ではないクリーチャーすべてのパワーは500になる。

500は固定のようで。残念、ローズキャッスル。
マイナス修正の上乗せ効果は受けないためローズやチェーンで全滅パターンは出来ないみたいだけど、今度はインフェルノシザースや187クリにくっついたガントレッドが猛威を振るうわけで。進化とはいえ、ブロッカーさえ持っていれば進化元になるんで「セイントキャッスル」や「オールイエスを付けたクリ」ならなんでもOK。ギアベースで場をコントロールするデッキなら1~2枚積んでみてもいいんじゃなかろうか。


【光縛の精霊ファルケン】
エンジェル・コマンド
光文明・コスト7
パワー5000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のタップされているクリーチャーはすべて、次の相手のターンの始めにアンタップされない。

水戸黄門。出番はいつも番組の後半で。
アザースの全体強化版。ただしマナは2→7に大幅上昇。コイツに出番があるならアザースにも居場所があるはずなのに使われていない状況が現状の厳しさを教えているよなーっと。どうにか使うにはタップとこいつの使い回しを同時に使わないといけないわけで。バキュームやサイレントスキルあたりとの組み合わせに光明を見いだすしかないのかもしれない。


【龍聖賢者グラン・ゼメキス】
アポロニア・ドラゴン/グラディエーター
光文明・コスト6
パワー5500 
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクロスギアをすべて、持ち主の墓地に置く。

スーパーゼメキス。主にサムライさようなら。
6マナ5500という普通のスペック持ちでギア潰しのトップメタ。ただ現状そこまでギアを戦略の中心においたデッキは存在しないため結果的にデッキに入ってくる可能性は低い今の環境。どっかでギアベースの強いデッキが開発されたらコイツの出番になりそのデッキの寿命終了。回収が容易な5色デッキやグラディエーター進化なエルソニあたりに1枚とかがこれからしばらくの間のコイツの居場所に違いない。


【白騎士の精霊グラビテウス】
エンジェル・コマンド
光文明・コスト5
パワー4500
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、パワーが一番小さいタップされているクリーチャーを1体選ぶ。2体以上あれば、どちらか好きな方を選ぶ。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップされない。

パワーを基準にした効果と思いきや結局「選ぶ」ためペトローバは選べない微妙な子。
エンコマって部分が必要じゃなければアザースに勝てる部分がない悲しい状況。どう使うにしてもアザースかファルケンのほうが良さそうで。他のカードの束と一緒にしまっておきましょう。


【ポジトロン・サイン】
呪文
光文明・コスト5
■S・トリガー
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から「S・トリガー」付き呪文を1枚選んでもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に戻し。選んだ呪文があればコストを支払わずに唱える。

連鎖呪文。ワンモアチャンス。
この呪文自体には効果がないので結局「何を使うのか」ってのが重要になってくるわけでして。普通に考えればナイト系に突っ込んでのドローやアルカディアエッグからの特殊召喚、呪文を多く使うことを前提に置いたフェルナンドあたりが妥当な感じ。ちょっと捻れば「ミラミス扉特殊召喚デッキ」の5枚目以降ミラミスとして。どっちにしてもかなーり特殊な構築になると思うのでうまく決まれば対戦相手が「おぉー。」と驚いてくれるとは思います(苦笑)。


【爆進レーザー・ネット】
呪文
光文明・コスト4
■次のうちいずれかひとつを選ぶ。
◎バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選ぶ。このターン、そのクリーチャーはブロックできない。
◎このターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを2体まで選んでアンタップする。
■爆進ダブル(自分のバトルゾーンに自分の進化クリーチャーがあれば、この効果を両方とも選んでもよい)

爆進ダブルな呪文のひとつ。すり抜けて起き上がる。
一番単純には「PG対策」。ただそれだけなら別の方法でいいんじゃね?っと思わないでもない。白を含んだビートの後押しならそれなりかもしれないが、187クリーチャーのほうがそういうデッキには向いてるってのも真理。総じて使いづらい印象が強い呪文かな?っと。


【エンペラー・ニュロン】
サイバーロード
水文明・コスト5 
パワー4000
■手札進化-水のクリーチャーを1体自分の手札から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から、同じ名前のカードが2枚出るまで表向きにする。その2枚を自分に手札に加え、その後山札をシャッフルする。

手札にあると嬉しいカードを無理矢理揃えるサーチマルコ。
WBはない、パワーも低い、ついでに手札増える枚数もマルコに負けてるコイツを活かすには手札進化という部分とデッキ構築時点での工夫で勝負するしかないなぁっと。能力の関係上デッキの中身はバレバレなので、バレても問題のない構築にしないと問題有り。青ならなんでも進化元になることを活かしての「ハイランダー青緑黒ビートのでの4積みハンゾウサーチ」とかなら生きていけそうな気もするんだけどねー。


【サイバーX・ザナドゥ】
サイバー・コマンド
水文明・コスト7
パワー7000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の進化ではないクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の一番下に戻す。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自分自身の山札の一番下のカードを表向きにする。それが進化ではないクリーチャーであれば、相手はそれをバトルゾーンに出してもよい。

簡易永続除去という不思議なもの。
どうせ除去されてもコイツが出る前の状況に戻るだけなのでスペックとしてはそれなり。ただし、これがアクアベララーという相棒を得ることで永続除去持ちのクリーチャーに変化する恐ろしさ。呪文か進化クリーチャーを山の下に置けば全く問題なし。もしくはマクスウェルZにでも進化してしまえばそもそもコイツ自身がいなくなるわけで。
唯一の問題はコイツ自身が7マナと重いこと。青単で活かすにはちょっと遠いマナなので緑を含んだ中速ビートやマクスウェルZを組み込んだコントロール系が居場所になりそうな予感。


【蒼神龍ヴェール・バビロニア】
ポセイディア・ドラゴン/オリジン
水文明・コスト5
パワー4000
■自分がカードを1枚引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見て、その中から1枚選ぶ。相手はそれを自分自身の山札の一番下に戻した後、カードを1枚引く。

放置が危険なシステムクリーチャーの1体に加わりそうな御方。
後半の能力も弱くはないが、もっとヤバイのが前半部分。「毎ターン任意エマジェン」はリアニと好相性でそれだけでもかなーり厄介なんだけど本当に面倒なのは「自分が1枚引くとき」という部分の解釈。どのタイミングでも「引ければ」効果がトリガーされるため相手鬼面城での1ドローやミストドローにすら反応してマッドネスを場に出せる素敵能力。相手ターンに引ける効果は思ったより多いのでカウンターマッドネス的なデッキを組み上げてみるのも面白いかもしれない。



その2に続きます。

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